引締力
当社では梱包機を販売する際には引締力については特に詳細を確認いたします。「うるさいね!」と言われる位。ですが説明をしますと皆さん納得してくれます。
「何故?」
この段階で選定を間違えると後の改造が不可能ですのでユーザーに多大なご迷惑をおかけする事になるからです。
引締調整機構は大きく2種類に分けられます。
- ローラー回転の力を利用してバンドの 「引き戻し時間」 と 「引き戻し力」 を調整するタイプ。
- バンドの 「引き戻し長さ」 を調整するタイプ(テンションアームストローク式やローラーストローク式)。
ローラータイプは引締調整範囲を広くとれます。ハイスピードにも向きます。けれど引締力の安定性が劣ります。
例えばダンボールにバンド掛けをする場合、湿気の多い時期(柔らかい)ではバンドが食い込みすぎ、乾燥時期(硬い)では食い込みが無くなってしまい、しょっちゅう引締調整が必要になります。
特に問題になるのは食品加工所や農産関係で 「もう少し強くしたいけれどどうやっても微調整が出来ない。使い始めにギギ−と異音がして箱がつぶれ1時間も使っているとユルユルだ」などなど。
メーカーによっては部品交換で対応する場合もありますが残念ながら納得出来るまでには至りません。
最近はクラッチ式から電流制御式に変更し改良されてきていますのでその問題は少なくなってきています。
テンションアームタイプは引締力の安定性は確実です。弱いダンボールでも固いダンボールでもバンドの食い込みはいつも一定です。「微調整が出来ない」 という事も全くありません。
特に決定的に優位にたつのは木材関連や外壁、ダブルフルートダンボールなどです。(これらの業種で一度この方式の梱包機を使うと他方式を奨める事は不可能です。)
弱点は大きく柔らかい梱包物には向かない事(ふとん、まくら、ウエス、魚網など)とハイスピード化にもコストダウンにも向かない構造だという事です。
業種によってはプロでも判断し難い事がありますので、その時は代理店やメーカーに デモ をしてもらい判断されるのが一番です。
2003年9月追記(推薦機種)
北海道に拠点がある4メーカー(ニチロ ストラ ナイガイ 昭和貿易)を対象にしています。(2003年9月現在)
平均的な使い方のユーザーを対象にしています。瞬間スピードの必要性や地域性などがありますのであくまでも目安とお考えください。
重量物、大きな物、長尺物、極細物、全自動、など特殊形態梱包は専門家に相談する事をお奨めいたします。
高速自動梱包機(1日当たりのバンド掛本数は3000本以上のユーザーに推奨、しっかりしたメンテナンスが必要)
自動梱包機(1日当たりのバンド掛本数が3000本以下のユーザーに推奨)
半自動梱包機(1日当たりのバンド掛本数が200本までのユーザーに推奨)
自動梱包機
高速自動梱包機
水産用自動梱包機
- PMC−A21(表面の仕上げはあまり良くないが安価で故障が少ない)
- 他機種はどれを選んでも同じですね。(スピード優先ならニチロ、低故障優先ならストラってとこでしょうか)
このグループはメーカーや機種を選ぶというよりは近くにアフター拠点があるかどうかです。なおかつ低価格であればそれに越した事はありません。理由はこの業種はメンテナンスを行う習慣があまりありません(忙しすぎ?)。作業時間帯も我々と違います。梱包環境が悪い上にメンテナンスがあまり良くありませんので想像がつくと思います。本来はこういう 「梱包時間がコストや信用」 と直結する業種ほど発送業務にもっと力をいれるべきだと思うのですが…
半自動梱包機
防滴半自動梱包機(湿度の多い場所向き)
水産用半自動梱包機(溶着部は梱包物横面ですので高さの低い梱包物は要注意)
くどいようですが弊社の独断と偏見(…ではありません)の結果です。地域性がありますのであくまでも参考程度とお考えください。「こっちの方は違うよ」って事がありましたら是非メールなどで教えて頂ければありがたいです。
|