梱包機をいつまでも快適に使用するためには購入時の機械仕様や普段のメンテナンスが非常に大切になってきます。
以下3点は厳守のこと。
- 工場環境に合わせた機械仕様にて注文する。(特に食品加工など湿気の多い環境で使用される場合、防錆など真剣に考えること。営業マンの説明が無い場合もあるので要注意。)
- 納入時にはかならず立会い、疑問に思ったことは納得がいくまで確認する。バンドの通し方などは特に間違いないよう。恥ずかしがらずにトライしましょう。
- メンテナンスを怠ればかならずトラブルが発生すると思ったほうが間違いありません。自信が無い場合は外部委託も考えてみてもいいと思います。
たまにある面白い?「修理の依頼」をご紹介します。
半自動機を使用中のお客さんなのですが「なにか機械の動きが変なので来てほしい。」行ってみると確かにカッターの作動が変です。動きが鈍いのです。食品材料の問屋さんだったのですがなんとなんと食用油をカッター部にさした?との事。驚きましたが当事者としては掃除をし注油?をし「えっへん」状態です。この修理は大変なんです。全部分解して専用クリーナーで洗って、乾かしてから本当の注油をし組立て直す。びっくりするような本当の話です。ほとんどの修理屋が経験している事だと思いますがお客さんが悪いわけではないんです。使用環境にあったしっかりした説明さえしていればこんな事にはなりません。
「うちで売る機械はいつも調子が悪い。」という営業マンがいますがほとんどは機械を熟知しているようで実は基本をおさえていない説明をする事が多いんです。
メンテナンスの状態によっては耐用年数が倍にもなり半分にもなります。当社ではいつまでも初期性能を発揮されるよう願ってお客様に代わって保守管理を代行する年間保守契約や5年間保証システムなどにも力を入れています。ビフォアーサービスは究極のアフターサービスです。是非ご利用ください。
ヒーターの耐久性について(2004年1月10日)
梱包機にはバンドを熱溶着させる為の「ヒータ−」が装着されています。温度は機種によって差はありますが300〜400℃くらいにセットされます。日本では大きく分けると構造は次の2タイプ。
- 発熱線(ニクロム線)を母材に巻きつけ発熱させるタイプ。
この方式は降圧トランスなどが不要のため低コストに収めることが出来ます。現在の主流はこのタイプになっています。欠点は断線する事がありますので寿命は比較的、短いです(短い物では2年ほどです。通常は3〜5年位です。PMCなどもこのタイプでヒーターはあらかじめ予備品として同梱されています)。余熱時間も熱伝導に時間がかかりますので長くなります。
- ヒータープレート自体が発熱体のタイプ。
この方式は余熱時間が短く断線もないので耐久性にもすぐれます。
欠点は降圧させる為のトランスが必要になり温度制御も複雑になります。ヒータープレート自体に電圧がかかりますので機械本体とヒータープレートが接触した場合に梱包機自体に漏電してしまいます。ですので乾電池程度の低電圧で制御することになります。
このあたりの事はカタログには記載されていませんのでメーカーなどに確認するしかありません。簡単な見分け方はヒーターリード線が「なんでこんなに太いの?」と感じるのは後者で、一般的には高価格機に使われる事が多いです。
スポット(昌弘機工)では半自動機でもこのタイプを採用しており非常に長寿命なヒーターです。
また質量の小さいヒーターは「熱し易く冷め易い」ので高速梱包の場合はバンド等に熱を奪われ適温範囲からはずれてしまう事があります。ですがカタログ数値上は「ウケ」のいい表現が出来ます。なんか分りにくいですね。
また溶着不良の原因はこの他、ヒータープレートの変形やヒーターの動き不良、異物付着、プレスや押えの異常なども考えられます。一般的には溶着不良が発生した場合は
@ヒータープレートの異物除去A温度調整B摺動部の掃除注油、変形確認、それでも駄目なら交換となります。
ヒーターは消耗品ですのでヘビーユーザーの場合は予備品が必要となります。再度詳細を掲載しますが消耗品はこの他に
カッター、ベルト、リール用ブレーキ、各センサー、電磁クラッチ、電磁ブレーキ、引締ローラー、バンドガイド関係、などがあります。
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