| ■PPバンドについて(追記項目は下方へ) |
| なぜ梱包機はバンドを選ぶのか?トラブル内容は大きく分けると次の2つに大別されます。「バンド送り不良」「溶着不良」です。次のような事からある程度の結論が出されます。
梱包作業者、バンドの納入業者、バンドメーカー、機械の納入業者、機械メーカー、そして我々修理屋の立場も考えて結論を出さなければなりません。 気心知ってるお客さんにはストレートにお話してすばやく解決出来ますが、そうでない場合は「バンド、梱包機、梱包物、の相性の問題です」でかたずけてしまう場合もあります。そしてすぐにバンドの納入業者に報告。結構大変なんですよ・・・。梱包機メーカーによっては「許容バンドの条件」を取扱説明書に書いてあるものもあります。大変参考になって助かります。 時々○○社のバンドは良いとか○○社のバンドは駄目とか言いますがはっきりいってそんな事は無いです。 どのメーカーも色々なバンドを用意し業種に合った種類を提供しています。なので現在ではほとんど格差はありません。 発売当時、輸入物だから悪い悪いと言われていた「ワール○バンド」は当社でテストした結果やユーザーの評判は良好です。 輸入という事で食わず嫌いもまだありますが、自分が知っている限り全く問題はありません。 現在は「輸入物は粗悪だよ」って言っていたメーカー自体が今は輸入?をして販売したりしています。 輸入物の良し悪しを問う事自体が時代を考えるとナンセンスです。 あとは品質をどう保つかだと思います。(デリバリーも含めてこれが難しい事ですね。特に輸入当初は。) 「そんな事はないよ。本当に悪かったよ。」という反論もあろうかと思います。それはメーカー間による格差ではなくグレードの違い(当然価格差もありますよ)や流通段階での荷扱いや在庫状況の問題が多いです。 梱包機が故障した時に使っていたバンドが偶然そのメーカーのものであった、それだけの事です。 またハイスピード高機能機よりもどちらかというとベーシックタイプの方がバンドの良し悪し(?)に左右されません。 私の梱包機に対するスタンスはシンプル(直感的)で安全マージン(余裕)の確保ですが、こんな面からも確信を深めていきます。 ■最近のバンドの傾向について(2003年6月17日) 最近、梱包機用のバンドでは紙管(バンドを巻いている紙の芯)の改良がすすみ薄くして廃棄量を少なくしたものが販売され始めています。またバンド自体も重量を軽くしたり、フィット感を良くしたり、変形復元なども改良されています。当初は販売に躊躇しましたがテストした結果、梱包適性には全く問題がなく現在は自信をもってお薦めしています。価格も含めて今のところデメリットはありません。
いずれにしても時代を考えるとこのような環境に配慮した商品を主流にしていく必要を感じます。これはメーカーや販売業者である我々の大きな責任でしょうね。 ■続、バンドの傾向について(2003年10月17日) 昨日、富良野の青果会社から質問を頂きました。 「バンドの重さは梱包機に悪影響があるか?3500m(3300m?)巻きのバンドを全自動梱包機に使用したところトラブルが多発して困っている」との内容です。 トラブルの状況は
性格の違うバンドを使う場合、梱包機との相性を考えそしてそれらのリスクも理解しなくてはなりません。今回は滅多にないせっかくの質問ですので 「バンドリールのブレーキ」 について説明したいと思います。私の梱包機に対するスタンス「シンプルで余裕の確保」と絡めて。 梱包機にはバンドを送り終わったあとの処置としてバンドリール回転停止ブレーキが必要になります。 さらに自動梱包機では梱包スピードを高める為の補助装置としてプールボックスを必要とします。構造は極めて単純、2個のローラーに挟んだバンドを 「ローラーの回転する力を利用して送り出しボックスに溜める」 って事です。まあこれは問題ありません。次に送り終了後に惰性で回り続けようとするバンドリールをどうやって停止させるか、です。これが「バンドリールのブレーキ」って事になります。これも構造は簡単で見る人が見ればすぐに理解できます。電磁ブレーキを使うメーカーもあるしフリクションプレートを使うメーカーもあります。一番多いのはVベルトをリール側面に付いているプーリーに食い込ませる方式です。分りますよね。 仮にブレーキの効きが弱いとします。(あるいはブレーキが無いとします) バンド送り停止後もリールは回転しつづけ、ハイスピード機では数十回転もしてからようやく停止する事になります。当然、梱包機の周辺は溢れ出たバンドの山になってしまいます。なのでブレーキは必要です。 次にブレーキの効きが強いとします。 「垂れバンド」も出ずに良い感じ。ですが
でも簡単に解決?出来るんですよ。(機械的にはね)
3500mより5000m、5000mより10000m(有るとすれば)の方が良いに決まっています。「だけどね」って事なんです。 以下、 採用するかどうかの判断基準です。 まずサンプルを提供してもらい実際に使用してみます。必ず最後まで使い切ってください。そのままで最後まで使えたなら勿論オッケー。ヒーター温度の調整程度で解決出来るのであればそれもオッケーです。だけどアッチのバネを替え、コッチのクリアランスを調整なんて事が発生したらそれは採用しない方が無難です。そういう場合は通常はメリットとリスクを天秤にかけるとリスクの方が重くなります。 とはいっても、リスクを理解し採用に踏み切った例も勿論あります。 あるダンボール工場でスーパーテープを採用した事があります。明らかに「送り不良とバンド詰まり」が多くなりました。だけどフィット感が良く、バンドの交換回数減少、そしてバンド詰まりの回数は多くなるけど復帰時間が短い、など、メリットが優先されました。バンド自動装填装置を解除したりしてその工場の技術がリスクを抑えこんだ良い例です。 「生産効率の弊害」をどのレベルで抑えきれるか?難しいですね。 最近、各地で発生している大事故!「ウ〜ン同じだな…」。真面目に聞いてくれる人は残念ながらほとんどいません。だけど一度じっくり考えてみて下さいね。その工場に合った「梱包機とバンド」 こんなカターい話をするとますます誰も見向きもしなくなります。なので今回はこれでおしまい。 次回はややヤワラカイお話、「バンドのホントウの長さは?」について掲載予定です。 こんな蛇行バンドもあります。ここまでくると自動機での使用は不可能です。 ![]() |