| 2007年3月20日
札幌コンベンションセンターにて開催されたニチロ工業の新製品発表会に行ってきました。
ラクコンシリーズの最上位機種のRAN-705型、発売は4月1日です。
一昨年のジャパンパックに試作機が展示され熟成を重ねてこの度の発売になりました。
フラッグシップモデルという事もあり異例とも思える90名ほどの参加者で賑わいました。
なんと東京会場よりも参加者が多かったらしい!

参加者が多く午前と午後に分けての開催となりました

懐かしいな〜

構造説明などもあり私にとっては非常に有意義な新製品発表会でした
以下機械を見ての感想。
先に言っておきますが私、皆さんもご存知のように色々と強いこだわりがあります。
設計に期待する私の想いは「直感的で余裕の確保」です。いつも同じ事ばかりで耳にタコができてしまいますね。
最近はマイコンなどのお陰で容易に「低価格」」「ハイスピード」や「高機能」を手に入れる事が出来ます。
インパクトのある言葉ですので各メーカーはその実現に向って突き進む事になります。
私がしつこく「直感的」と「余裕」と言い続ける訳
時代を考えると「高齢者や女性、外国人でも簡単に安全に扱える」
当たり前ですけど素人が使えないとダメだよね。
それらを踏まえてこのRAN−705型を見ていきます。
ちょっと気になるのはバンドの装填の方法や構造です。
この機械にはバンド自動装填装置とバンド終端検知自動排出装置が装着されています。
- 自動装填装置とはわざわざドアなどを開けなくても外部から簡単にバンドを装填できる装置
- 終端検出自動排出装置とはバンドを使い切った時に機械内部にバンドが残らないよう自動排出させる装置
最近のトレンドでもあるこれらのの装置ですがバンドの厚みなどの影響を受けやすくシビアな設計が必要になります。
リールブレーキ開放スイッチなども含めちょっと分かり難いかもしれません。
矛盾するようですが素人の為に作ったこれらの装置の為に習熟が必要になってしまった感じもします。
あと一つ
バンドの一次引締や二次引締用の加圧ローラーの位置調整の方法です。
中途半端な技量の持ち主だと正常値の判断がつきにくく復帰に時間がかかりそうです。
以上のように私の想いからは少しずれている設計感があり、心配な面もあります。
手厳しい事を書いてしまいましたがこれからは安定感抜群の強心臓の紹介です。
120φもある大径ローラーを採用しています。弱締めにちょっと難があるかもしれませんがバンドの走行性や強力引締、スリップトラブルなどの耐性を格段にアップしています。
言い換えれば不良バンドや悪環境下でも安定した梱包作業を行う事が出来ます。
ローラーカバーも前モデルに比べ飛躍的に強度をアップさせローラーと接触しての途中結束なんて事もありません。

従来の70φから120φに大巾アップした大径ローラー、これは昨年の東京パックでの写真です。
さらに引締方法は電磁クラッチ摩擦力式からモータートルク式に変更されています。
引締力はクラッチの経年変化や異物混入などの影響も受けずに極めて安定したものとなるはずです。
RAN−105型でも実証済みの工具無しでのガイド分解、異物除去もさらに磨きをかけられています。
アーチは新しい構造でバンドの抜けやバランスも良好で、命中精度もすばらしいものです。
寸法さえしっかりしていれば耐久性の問題もないと思いますよ。
ヒーターなど溶着装置はEXー311のものを流用しており非常に安定しています。
空打ちの際のジャンプアウトは回転検出のお陰か非常に気持ちよく抜けてくれます。これなら素人でも安心して梱包作業ができます。
上に挙げた先ほどの問題と、これらの安定性がどのように相殺されるかとても興味のあるところです。
バンドの種類の相性などの検証はこれからです。
以上私が見る事が出来た範囲での感想です。 ニチロ工業のフラッグシップモデルに位置づけられているRANー705、これからどのように展開していくのか楽しみです。
最後に
今回の内容はあくまでも私の個人的経験に基づいて掲載しています。
内容については皆さんの自己判断でお願いしますね。
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